コンスピラシーについての考察
2016年8月27日 Limited昨日はせっかくなのでFNMではなくコンスピラシー2の大会に参加。
やってみた感想と個人的な考察をまとめてみます。
実際にやってみて最初に感じたことは、すさまじく除去が多い環境ということ。
パック剥いたら除去だらけって感じでした。
1パック目のレアは護符破りの小悪魔、アンコに亡霊の牢獄
どちらも普通のリミテなら悪くないんですが、無駄に敵を作りそうなので流すことに決定。
初手はコモンの死の風からスタート。
さらに大逆が2枚流れてきたので両方取って黒以外の4色を指定。
最終的に、青銅の黒貂と夜の子はとったものの残りはすべてスペルで最初のラウンドは終了。
2ラウンド目は初手がレアの天空の独裁者。やばい気がして初手にとったもののあとになって大失敗だと気づく。
同時に対戦相手が大逆をピックしたため、5色目が指定されて大逆が万能除去になる。
策略の雑兵の召集が流れてたので2枚、扇動的な異論も2枚ピック。
この時点で同名カードをがめる方向に決めて、問題は何をがめるかということになる。
・おそらく大量に流れてくる
・ヘイトをかわずに展開できる
・大逆が効かない
ということで、青銅の黒貂を狙い撃ち。2枚とって、合計3枚。
3ラウンド目はレアの極刑でスタート
中堅のクリーチャーを集めるも、残念なことに青銅の黒貂が1枚も出ない。
そして完成したデッキが以下の通り
土地17
9沼
8山
クリーチャー12
3青銅の黒貂
2夜の子
1窯の悪鬼
1捻じ曲がった害獣
1ゴブリンのトンネル掘り
1抗議代理人
1肉袋の匪賊
1殺戮の剣闘士
1天空の独裁者
その他11
1帆凧
3炎の斬りつけ
2大逆(5色指定)
1ゴミ焼却(指定は8)
1濡れ衣
1焦熱の落下
1硫黄破
1極刑
策略
2扇動的な異論(それぞれ指定は青銅の黒貂と夜の子)
2雑兵の召集(指定は青銅の黒貂)
1マナ5枚
2マナ9枚(焦熱の落下を2マナカウントすれば10枚)
3マナ4枚
それ以上が5枚
なんかレガシーみたいなマナカーブになりました。
結論から言えば無事勝ち残りました。とりあえず勝てて良かった。
何年も統率者やってて培ったヘイト管理の技術がよかった模様。
まず青銅の黒貂は火吹き能力+死んだらゾンビ2体出すのですが、青銅の黒貂ということもあってヘイトは低く狙われにくい。
2ターン目から小粒を展開して殴りまくったにもかかわらず、ほとんど狙われることなくいけました。
後半戦はゴブリンのトンネル掘りが大活躍。
-------
さて、ここからが考察ですが今回組んだデッキの中で何の役にも立たなかった2枚が天空の独裁者と極刑。
天空の独裁者が弱かった点は
・除去が多い環境なのですぐに殺される。
・そのうえでヘイトだけは買うので不要にこちらの被害が拡大する。
こういったことから1度もキャストしなかったです。
極刑の弱かった点は
・盤面が膠着するので生贄部分が弱い。
・統治者能力など、思った以上にカードを引けるので手札破壊部分も弱い。
・かなりうまいタイミングで撃たない限り3人を敵に回す。
こういったことで、こちらも1度もキャストせず。
こういったことから、コンスピラシーのピックはまずは以下のように考えました。
・ゲーム開始時に公開する策略カードは他の全員を敵に回すため、その状況に耐えられる環境ではないと使わないほうが良い。
・悲哀の化身や天空の独裁者などの場に出るとヘイトを買う上に、すぐに仕事しないクリーチャーは弱い。
・ファイレクシアの闘技場や亡霊の牢獄は完全に的になる。自分の死期を早める。
・盤面が硬直するので回避能力は優先的にとること。
・アドは失うが単体除去は必須。
これをふまえて1点から10点までピックしたカードを評価してみた。なお点数はMTGwikiに準拠。
6点 青銅の黒貂 貴重な無色の2マナ。安いのでがめやすいのも○。
6点 夜の子 ライフゲインは優秀。
黒貂と夜の子をピックする場合は、策略か回避能力付与はほしい。
5点 窯の悪鬼 上2枚に比べると若干警戒されるので5点。
7点 捻じ曲がった害獣 ヘイトを買わずに、後半は5/5威迫になれる。
8点 ゴブリンのトンネル掘り 間違いなく今回のクリーチャーの中で一番強かった。
6点 抗議代理人 無難なアタッカー。
4点 肉袋の匪賊 クリーチャー並びすぎ。除去として機能しない。
7点 殺戮の剣闘士 ダメージをごりおせるのでかなり強い。
3点 天空の独裁者 1対1になった時だけ強い。強いタイミングが限定的すぎる。
9点 帆凧 迷わずに見つけたらとるべき。
6点 炎の斬りつけ 安定の除去。
7点 大逆 かなり強いが2枚とれないとちょい不安定。
6点 ゴミ焼却 大物も焼ける可能性はあるものの3マナは重い。
4点 濡れ衣 飛行クリーチャーが奪えると強い。
5点 焦熱の落下 安定の土地サイクリング兼除去。
7点 硫黄破 意外とタフ3以下が多いので強い。
3点 極刑 上記の理由から弱い。
以上のことからとりあえずピックの優先順位は
全体破壊⇒回避能力付与⇒除去・回避能力持ち・がめたい策略や生物⇒バニラクリーチャーなど⇒ヘイトを買うファッティ
こんな感じかと思います。
ヘイトを買うファッティは1対1になった際に強いので、1枚程度あれば悪くないかもしれません。なければないで大丈夫。
また、序盤に生物を展開できないと「とりあえず殴れる」という理由で袋叩きにあう可能性があるので注意。
あとは立ち回りがかなり重要ですがこんな感じですかね。
最後にコンスピをやるにあたって改めて留意しておくべきことは、
①対戦相手は普段の3倍。自分のターンのあとには対戦相手のターンが3回来る。
②あるカードを使う場合、誰を敵に回す可能性があるかを考えて使う。
③ボムレア系統は全員を敵に回すので、それでも勝てるタイミングでのみ使う。
やってみた感想と個人的な考察をまとめてみます。
実際にやってみて最初に感じたことは、すさまじく除去が多い環境ということ。
パック剥いたら除去だらけって感じでした。
1パック目のレアは護符破りの小悪魔、アンコに亡霊の牢獄
どちらも普通のリミテなら悪くないんですが、無駄に敵を作りそうなので流すことに決定。
初手はコモンの死の風からスタート。
さらに大逆が2枚流れてきたので両方取って黒以外の4色を指定。
最終的に、青銅の黒貂と夜の子はとったものの残りはすべてスペルで最初のラウンドは終了。
2ラウンド目は初手がレアの天空の独裁者。やばい気がして初手にとったもののあとになって大失敗だと気づく。
同時に対戦相手が大逆をピックしたため、5色目が指定されて大逆が万能除去になる。
昨日は気づかなかったのですが、大逆はひょっとして誤訳かもしれません。
日本語版だと「大逆をドラフトした時に指定された色」となっていますが、あとあと英語版をみたら「あなたが大逆をドラフトした時に指定された色」となっているので、大逆の色の記録は全プレーヤーではなくて自分ののみが反映される模様。
そのため、昨日の大逆は「黒以外の4色」だったみたい。
策略の雑兵の召集が流れてたので2枚、扇動的な異論も2枚ピック。
この時点で同名カードをがめる方向に決めて、問題は何をがめるかということになる。
・おそらく大量に流れてくる
・ヘイトをかわずに展開できる
・大逆が効かない
ということで、青銅の黒貂を狙い撃ち。2枚とって、合計3枚。
3ラウンド目はレアの極刑でスタート
中堅のクリーチャーを集めるも、残念なことに青銅の黒貂が1枚も出ない。
そして完成したデッキが以下の通り
土地17
9沼
8山
クリーチャー12
3青銅の黒貂
2夜の子
1窯の悪鬼
1捻じ曲がった害獣
1ゴブリンのトンネル掘り
1抗議代理人
1肉袋の匪賊
1殺戮の剣闘士
1天空の独裁者
その他11
1帆凧
3炎の斬りつけ
2大逆(5色指定)
1ゴミ焼却(指定は8)
1濡れ衣
1焦熱の落下
1硫黄破
1極刑
策略
2扇動的な異論(それぞれ指定は青銅の黒貂と夜の子)
2雑兵の召集(指定は青銅の黒貂)
1マナ5枚
2マナ9枚(焦熱の落下を2マナカウントすれば10枚)
3マナ4枚
それ以上が5枚
なんかレガシーみたいなマナカーブになりました。
結論から言えば無事勝ち残りました。とりあえず勝てて良かった。
何年も統率者やってて培ったヘイト管理の技術がよかった模様。
まず青銅の黒貂は火吹き能力+死んだらゾンビ2体出すのですが、青銅の黒貂ということもあってヘイトは低く狙われにくい。
2ターン目から小粒を展開して殴りまくったにもかかわらず、ほとんど狙われることなくいけました。
後半戦はゴブリンのトンネル掘りが大活躍。
-------
さて、ここからが考察ですが今回組んだデッキの中で何の役にも立たなかった2枚が天空の独裁者と極刑。
天空の独裁者が弱かった点は
・除去が多い環境なのですぐに殺される。
・そのうえでヘイトだけは買うので不要にこちらの被害が拡大する。
こういったことから1度もキャストしなかったです。
極刑の弱かった点は
・盤面が膠着するので生贄部分が弱い。
・統治者能力など、思った以上にカードを引けるので手札破壊部分も弱い。
・かなりうまいタイミングで撃たない限り3人を敵に回す。
こういったことで、こちらも1度もキャストせず。
こういったことから、コンスピラシーのピックはまずは以下のように考えました。
・ゲーム開始時に公開する策略カードは他の全員を敵に回すため、その状況に耐えられる環境ではないと使わないほうが良い。
・悲哀の化身や天空の独裁者などの場に出るとヘイトを買う上に、すぐに仕事しないクリーチャーは弱い。
・ファイレクシアの闘技場や亡霊の牢獄は完全に的になる。自分の死期を早める。
・盤面が硬直するので回避能力は優先的にとること。
・アドは失うが単体除去は必須。
これをふまえて1点から10点までピックしたカードを評価してみた。なお点数はMTGwikiに準拠。
6点 青銅の黒貂 貴重な無色の2マナ。安いのでがめやすいのも○。
6点 夜の子 ライフゲインは優秀。
黒貂と夜の子をピックする場合は、策略か回避能力付与はほしい。
5点 窯の悪鬼 上2枚に比べると若干警戒されるので5点。
7点 捻じ曲がった害獣 ヘイトを買わずに、後半は5/5威迫になれる。
8点 ゴブリンのトンネル掘り 間違いなく今回のクリーチャーの中で一番強かった。
6点 抗議代理人 無難なアタッカー。
4点 肉袋の匪賊 クリーチャー並びすぎ。除去として機能しない。
7点 殺戮の剣闘士 ダメージをごりおせるのでかなり強い。
3点 天空の独裁者 1対1になった時だけ強い。強いタイミングが限定的すぎる。
9点 帆凧 迷わずに見つけたらとるべき。
6点 炎の斬りつけ 安定の除去。
7点 大逆 かなり強いが2枚とれないとちょい不安定。
6点 ゴミ焼却 大物も焼ける可能性はあるものの3マナは重い。
4点 濡れ衣 飛行クリーチャーが奪えると強い。
5点 焦熱の落下 安定の土地サイクリング兼除去。
7点 硫黄破 意外とタフ3以下が多いので強い。
3点 極刑 上記の理由から弱い。
以上のことからとりあえずピックの優先順位は
全体破壊⇒回避能力付与⇒除去・回避能力持ち・がめたい策略や生物⇒バニラクリーチャーなど⇒ヘイトを買うファッティ
こんな感じかと思います。
ヘイトを買うファッティは1対1になった際に強いので、1枚程度あれば悪くないかもしれません。なければないで大丈夫。
また、序盤に生物を展開できないと「とりあえず殴れる」という理由で袋叩きにあう可能性があるので注意。
あとは立ち回りがかなり重要ですがこんな感じですかね。
最後にコンスピをやるにあたって改めて留意しておくべきことは、
①対戦相手は普段の3倍。自分のターンのあとには対戦相手のターンが3回来る。
②あるカードを使う場合、誰を敵に回す可能性があるかを考えて使う。
③ボムレア系統は全員を敵に回すので、それでも勝てるタイミングでのみ使う。
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